リヴァプールのユルゲン・クロップ監督が、今夏シュトゥットガルトから電撃的に加入したものの、ここまで十分なプレー機会を得られていない日本代表MF遠藤航について語った。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。
リヴァプールでは今夏、ジェームズ・ミルナーやナビ・ケイタ、アレックス・オックスレイド・チェンバレン、ジョーダン・ヘンダーソン、ファビーニョと中盤の選手が一斉に退団し、その穴を埋めるべく8月18日に3年契約でリヴァプールに移籍した。
しかし、同じく新加入のアレクシス・マクアリスターやドミニク・ソボスライが全試合に出場しているのに対し、遠藤はプレミアリーグでは途中出場ばかりで、ここまでわずか91分間しかプレーしていない。9月24日の第6節ウェストハム戦も試合終了間際からの途中出場にとどまったが、試合後、クロップ監督は出場機会に恵まれていない現在の遠藤の状況についてこう説明している。
「彼はアンフィールドでのやり方に慣れる必要がある。ワタルはスーパーな男で、とても落ち着いていて礼儀正しいのだが、加入後の最初の2週間を(日本代表の活動に参加したために)犠牲にしてしまった」
さらに、遠藤の今後については次のように言及している。
「今日の試合でも見られたように、彼は我々のことを大いに助けてくれる。今後は多くのプレー機会を得るだろうし、先発の機会も増えるだろう。それが非常に大切なことだ。ここまでの数試合は短い時間しかプレーしていないが、彼を獲得したのは短期的なプロジェクトによるものではない。ワタルはチームにとって非常に重要な存在だ。彼をチームに迎え入れることができて、私は本当に幸せだよ」