クボタは20日、孫会社として金融会社をインドで12月に設立すると発表した。2024年7月の事業開始を予定している。クボタグループ製の農機・建機販売と一体化したローンを提供し、インドでさらなる販売拡大を狙う。
クボタによると、孫会社名は「エスコーツ・クボタ・ファイナンス」。北部ハリヤナ州ファリダバードに本社を置き、クボタグループ製の農機や建機に関連したローンを提供する。資本金は20億ルピー(約36億円)。持ち株比率はクボタ子会社エスコーツ・クボタ(旧エスコーツ)が99.9%。
クボタの広報担当者はNNAの取材に対し、「地場マヒンドラ&マヒンドラ(M&M)や米ジョンディアなど競合他社は自社系金融会社を通じたローン提供をすでに行っている。クボタグループとしても、お客さまの利便性を考え、今回の会社設立を決めた」と話した。今年2月ごろから設立に向けて社内検討を進めてきたという。