サツマイモ、収穫最盛期 茨城・行方

畑から収穫され、トラックの荷台に積み込まれたサツマイモ=行方市石神

秋空が広がる中、秋を代表する味覚の一つ、サツマイモの収穫が茨城県内の農地で最盛期を迎えている。

25日朝、同県行方市石神の箕輪詩郎さん(62)方の畑約70アールで、サツマイモ「紅優甘(べにゆうか)」の収穫が進められた。箕輪さんの家族6人は午前8時ごろ、作業を開始。芋のツルを機械で刈り取った後、収穫機でサツマイモをヘタごと掘り出した。さらに芋を一つ一つ手作業で、次々とコンテナに入れた。ピーク時では、1日当たり約5トンのサツマイモを収穫するという。

箕輪さんは「異常気象で心配していたけど、質の良い芋ができた。秋の味覚を堪能してほしい」と話した。収穫された紅優甘は、県内や東京近郊に出荷されるだけでなく、東南アジアを中心に国外にも輸出されている。

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