長崎県の離島 タクシー初乗り運賃 50円値上げへ 10月25日から移行

 九州運輸局は25日、長崎県内離島地域のタクシーの新運賃を公示した。10月25日から初乗りの上限を50円値上げする。運賃改定は2020年2月以来。
 現在の上限運賃は初乗り600円(距離1.3キロ)で、367メートルにつき90円を加算。新運賃は初乗り650円(同)で、364メートルにつき100円を加算する。
 同局によると、5月1日までに同地域の16事業者が燃料費高騰や運転手の賃金改善などを理由に運賃引き上げを要請した。このうち10事業者を同局が査定した結果、現状のままでは本年度は計約3753万円の赤字が見込まれ、約10%の増収が必要と推計。これを基に運賃の引き上げ幅を設定した。
 県内本土地域のタクシーは既に9月から新運賃に移行。初乗りの上限運賃を80円値上げし670円(距離1キロ)とし、259メートルにつき90円を加算している。

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