打ち鳴らす復興の音色 陸前高田で奇跡の一本松復興太鼓祭り

力強い演奏を披露する氷上共鳴会のメンバー

 日本太鼓財団県支部(及川賢一支部長)は24日、陸前高田市高田町の奇跡の一本松ホールで奇跡の一本松復興太鼓祭りを開き、県内16団体が勇壮な演奏で約300人の聴衆を魅了した。

 地元の氷上(ひかみ)共鳴会氷上太鼓(鈴木武幸会長)は、22~72歳の男女10人が躍動感あふれる「共鳴」を披露。威勢のいいかけ声を響かせながら大小の太鼓を打ち鳴らし、強弱を意識した音色が来場者を引き込んだ。

 リーダーの千葉新一さん(72)は「一打一打に魂を込めて演奏できた」と汗を拭った。

© 株式会社岩手日報社