立川市酒井市長がスタジオ生出演 PFAS独自対応は?

新たに就任した立川市の酒井市長にスタジオにお越しいただきました。酒井市長は市長選で、小学校の給食費無償化など50の課題を掲げ、政党からの推薦を受けずに選挙戦を展開し、前市長の後継候補を抑えて当選を果たしました。

新市長に就任されてから半月ほどになりますが、いかがでしょうか?

酒井市長:「予想以上に忙しい毎日です。色々レクチャーや市議会準備で、寸分の休み時間もない生活です」

9月25日開会した市議会では、酒井市長が初めての所信表明を行いました。発言のポイントをまとめました。

テーマ1:小学校の給食無償化
「現実的な選択として、まず小学校給食の無償化を先行して進めて参りたいと考え、来年度の予算編成で特別枠として予算に計上するように指示をした」

テーマ2:PFAS問題
「PFAS問題については、東京都や近隣自治体との協力を強化し、広域的に対応することが基本だが、立川市独自にできる調査について検討し、対応してまいります」

テーマ3:市政運営
「今後の市政運営で保守対革新というイデオロギー的な対立を市政に持ち込むつもりはない。与党系だから熱心に話を聞き、野党系だからあたかも門前払いのような市政の運営を根本的に改め、市民にとって有益なアイデアはどの立場からでも受け入れる姿勢を持ち続けるつもりだ」

それではまず、給食費の無償化について伺っていきます。多摩地域でみてみますと無償化の方針を示しているのはまだ3つの自治体で、狛江市は第3子以降、武蔵村山市が3カ月間の期間限定、府中市は今年度末までの半年間となっています。酒井市長、多摩地域での給食費無償化、なかなか広がりは見せていない中、「先行して小学校の無償化」を打ち出した狙いはどういったところでしょうか?

酒井市長:「中学校の給食開始など、まずは小学校給食無償化は市長特命で、何が何でも実施する。一度始める以上は恒久的にしたい」

続いて、多摩地域で検出されている健康被害が指摘される有機フッ素化合物・PFASへの対策について伺います。市民団体による血液検査の結果では、多摩地域の住民のなかで国分寺市に次ぎ立川市が高い濃度が検出されました。市民からも不安の声が聞こえてきますが、どのように対応していきますか?

酒井市長:「市所有の井戸が2つ、民間の井戸が19あります。まずは市所有の実態把握調査から始めたい」

鈴木哲夫さん 質問:議会対策は?

酒井市長:「議会対策は楽観視しています。イデオロギー対決にしたくない、半年前から政策対決にしたいと言っていました。政策ごとに賛同いただきたい」

ここまで今月就任した、立川市の酒井市長にお話を伺いました。

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