宇都宮市の佐藤市長がLRT・ライトラインの交通ルールを呼びかけ

 21日から30日までの秋の交通安全県民総ぐるみ運動期間中の25日、宇都宮市内のLRT・ライトラインが通る交差点で、佐藤栄一市長らが通勤・通学の時間帯にドライバーなどへ安全運転を呼びかけました。

 25日午前8時前から、宇都宮市陽東6丁目のライトラインの宇都宮大学陽東キャンパス停留場近くの交差点で佐藤栄一市長や宇都宮東警察署の篠原勝弘署長、宇都宮ライトレールの高井徹社長はじめ交通安全協会の会員など約40人が交通安全を呼びかけました。

 佐藤市長らは「黄色の矢印はLRT専用」や「軌道敷右折時は右後方の安全確認」などと、LRTの安全運行を呼びかける啓発用のパネルを掲げドライバーに注意を喚起しました。また、通勤の人や通学の学生たちにLRTの交通ルールなどを説明したチラシを配布しました。

 宇都宮市によりますと、今年(2023年)になってから8月31日までの市内の交通事故は715件発生していて、負傷者は824人で、それぞれ去年(2022年)の同じ時期よりも減っていますが、死者は6人で3人増加しているということです。

 また、ライトラインが関係した交通事故は、開業から約1カ月で3件発生していて、いずれもけが人はいませんが、9月17日には、この日の街頭広報活動をした交差点の近くで事故が起きていて、参加者たちは再び事故が起きないようにと、安全運転を呼び掛けていました。

 秋の交通安全県民総ぐるみ運動は9月30日まで行われます。

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