パドレス逆転負け スネル6回無失点の好投でサイ・ヤング賞当確か

【パドレス1-2ジャイアンツ】@オラクル・パーク

パドレスは先発のブレイク・スネルが6イニングを無失点に抑える好投を見せたものの、3番手のロベルト・スアレスが8回裏に逆転タイムリーを浴び、ジャイアンツに1対2で逆転負け。今季80敗に到達し、プレーオフ進出は絶望的となった。ジャイアンツ先発のローガン・ウェブは初回に先制打を浴びたが、110球で9イニングを投げ抜き、9安打完投で11勝目(13敗)をマーク。スアレスには3敗目(4勝)が記録された。

初回にマニー・マチャドのタイムリーで先制したパドレスは、熾烈な争いが続くサイ・ヤング賞争いの先頭を走るスネルが6回4安打無失点の好投を披露。7回裏は2番手のトム・コスグローブと3番手のスアレスが無失点に抑えた。しかし、イニングを跨いだスアレスが8回裏に二死満塁のピンチを招き、マイケル・コンフォートに逆転の2点タイムリーを献上。9回表無死1・2塁のチャンスを生かせず、1対2で敗れた。

なお、スネルは6イニングを無失点に抑え、今季の防御率が2.25まで向上。ナ・リーグ2位の千賀滉大(メッツ)は2.96であり、スネルはダントツの数字となっている。メジャー全体で見ても、ゲリット・コール(ヤンキース)の2.75に大差をつけており、圧倒的な「失点阻止能力」により、自身2度目となるサイ・ヤング賞はほぼ当確と言えそうだ。

スネルは直近23先発で防御率1.20という驚異的な数字をマーク。マウンドの高さが現在のものに変更された1969年以降ではベストの数字となっている。MLB公式サイトのサラ・ラングス記者によると、連続した23先発で170奪三振以上かつ20失点未満を記録したのは、スネルがメジャー史上初めてだ。

The post パドレス逆転負け スネル6回無失点の好投でサイ・ヤング賞当確か first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.