レアル・マドリード、1月に退団を目論むククレジャの動向を注視か

写真:チェルシーで半ば構想外の身となっているククレジャ

1月の移籍マーケットでチェルシーからの退団を目指すスペイン人DFマルク・ククレジャに対し、レアル・マドリードが関心を示しているという。イギリス『デイリーメール』電子版が伝えている。

ククレジャは2022年8月に6200万ポンド(約112億5810万円)の移籍金でブライトンからチェルシーに移籍した。しかし移籍早々に自宅が強盗の被害に遭うという悲劇に見舞われ、その影響もあってか昨シーズンは公式戦通算33試合に出場しながら低調なパフォーマンスに終始しファンや関係者から批判を浴び続けた。

さらに今シーズンは、夏に就任したマウリシオ・ポチェッティーノ新監督から半ば構想外となっており、ここまでプレミアリーグの試合には出場していない。

夏の移籍市場ではマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が有力視され、実際に交渉が行われていたが、マンチェスター・ユナイテッドは最終的にトッテナムからスペイン代表DFセルヒオ・レギロンをレンタルで獲得し、ククレジャはチェルシーに残留することに。この破談を受けたククレジャは大きな失望感を抱いており、モチベーションを失っている状況に。現在は1月の移籍マーケットでチェルシーから退団することを望んでいるという。

そして、そんなククレジャの動向を静かに観察しているのがレアル・マドリードだ。チェルシーとの契約は2028年6月30日までとなっており、完全移籍で獲得する場合は多額の資金が必要になるため、レンタルでの獲得を画策しているという。移籍が実現した場合、ククレジャにとっては2021年8月にヘタフェからブライトンに移籍して以来のスペイン復帰となり、バルセロナの下部組織出身でトップチームに在籍した経験もあることから“禁断の移籍”にもなる。

なお、チェルシーは9月26日にカラバオカップ3回戦でブライトンと対戦するが、ククレジャは自身の古巣と激突するこの一戦でメンバー入りする可能性がある。

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