住替×婚活、市が後押し 10月に宇都宮でバスツアー 4日まで参加者募集中

宇都宮市役所

 【宇都宮】東京圏(東京都、千葉、神奈川、埼玉県)の女性と市内男性の出会いの場を提供しようと市は10月14日、日帰りバスツアー「住替×婚活 宇都宮マッチングツアー」を開催する。市内の観光地や商業施設を巡り、市内で過ごす週末をイメージした疑似デート体験などを行う。参加者の募集は同月4日まで。

 市から東京圏への人口流出や少子化が加速する中、市内の婚姻件数は2012年の3331件から20年には2453件まで減少。同ツアーは市内での結婚、定住を促進する市施策の一環で、3月に続き2回目となる。

 対象は、25~39歳の独身者で結婚を本気で考えている人。男性は市内在住の就労者、女性は東京圏在住で将来的に市内居住ができる人などの要件がある。

 ツアー当日は宝木本町の竹林農場「若竹の杜(もり) 若山農場」で竹コップ作りや昼食、散策を楽しんだ後、陽東6丁目の大型商業施設「ベルモール」で買い物をして疑似デートを体験してもらう。

 今回は企業や自治体の依頼で年間50回以上の婚活現場に立ち会い「歩くカップル製造機」の異名を持つ婚活コーディネーター荒木直美(あらきなおみ)さんがツアーに参加。バス内で恋愛レクチャーを実施し、カップリングをサポートする。

 定員は男女各15人。参加費は男女とも5千円で、女性はJR東京駅から市内までの往復交通費も含む。申し込みは市のホームページ、または日本旅行宇都宮支店まで。市の担当者は「結婚に関する市の支援事業はほかにもあり、ツアーを通して市の取り組みをPRしたい」と話している。(問)同支店028.346.4171。

© 株式会社下野新聞社