世界遺産・法隆寺が華やぐ秋、国宝が光のアートで幻想的に

「聖徳宗総本山 法隆寺」(奈良県斑鳩町)で10月21日より、特別ライトアップ『世界遺産登録30周年記念 法隆寺特別ライトアップ IN 斑鳩町』が開催される。

国宝「南大門」と参道、松林を彩るデジタルアート作品『秋彩紅葉(しゅうさいもみじ)』

「世界遺産」登録30年を迎える「法隆寺」の参道や国宝・南大門などにデジタルアートを映し出す「参加型アートイベント」(主催:斑鳩町)。ネイキッドがデジタルアートの演出・制作を担い、期間中は仏教文化に触れる体験コンテンツも用意する。

国宝・南大門では、全体をライトアップするだけでなく、両端にそびえる土塀に秋の情景を描いたプロジェクションマッピングを投影。南大門には、室町時代の禅宗風の建築様式を示す特徴的な彫刻が施されており、歴史に想いを馳せながら幻想的な空間に浸ることができる。参加者には法隆寺に縁のある花々を描いた提灯が手渡されるという(提灯は10月28日の実施なし)。

このほか、10月28日限定で日本最古の塔ともいわれる国宝・五重塔の入り口となる国宝・中門をライトアップし、飛鳥時代から残る建造物を優美に映し出す。

期間は10月21日〜11月5日。時間は夕方6時〜夜9時(最終入場は夜8時45分)。デジタルアート観覧料は無料。

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