八戸の駅弁食中毒、394人に 10人入院、重症者なし

 青森県八戸市保健所は26日、同市の駅弁製造会社「吉田屋」の弁当を原因とする食中毒で、25日時点で26都道県394人の患者を確認したと発表した。23日に発表した21都県270人から北海道、岩手、愛知、徳島、熊本の5道県が加わったほか、各都県で新たに患者が判明した。

 394人のうち入院者は10人で、9人は既に退院済み。残る1人も27日に退院予定。重症者の報告はないという。

 また、食中毒が出た15日製造分の米飯約700キログラム(約3千食相当)を岩手県の業者から搬入した際、吉田屋の担当者が「いつもより熱く、45度だった」と話していることも保健所の聞き取りで判明した。

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