【カンボジア】主要3空港、旅客サービス料を引き上げ[運輸]

カンボジア政府は、同国内にある主要3空港での国際線利用者に課す旅客サービス料を5米ドル(約744円)引き上げたと発表した。新料金の対象期間は今月1日から2028年9月1日までの5年間。クメール・タイムズ(電子版)が26日伝えた。

閣僚評議会(内閣に相当)の11日付通知で発表した。

旅客サービス料を引き上げたのは首都プノンペン、南部シアヌークビル、北西部シエムレアプにある空港。新たな旅客サービス料は、国際線を利用する外国人の成人が1人当たり30米ドル、子ども(12歳未満)が同18米ドルとなっている。カンボジア人は成人が23米ドル、子どもが15米ドル。

国内線の旅客サービス料は、外国人が6米ドル、カンボジア人が5米ドルのまま据え置く。

このほか、旅客機1機当たりの着陸料や駐機料などを445米ドルから578米ドルに引き上げる。 

カンボジア民間航空局(SSCA)の広報官は、サービス料を10年以上改定していなかったと説明。新たな料金は現在の経済水準に応じて設定したと説明した。

同局によると、23年1~8月の主要3空港の利用者は前年同期比2.8倍の340万人だった。

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