ビッグモーター街路樹問題で福井県越前市も被害届 店舗周辺で除草剤成分を検出

 中古車販売大手ビッグモーターの店舗周辺の街路樹が不自然に枯れている問題で、福井県越前市は9月26日、同市横市町の越前店周辺で枯死していた街路樹があった土壌から除草剤成分が検出されたと発表した。福井県警越前署に同日、被害届を提出した。

 同市によると、民間の検査機関を通じて調べた結果、除草剤成分のグリホサートが検出された。原因者が特定された場合は損害賠償を請求する方針。枯死した街路樹については、市が原状回復を行うとしている。

 国土交通省福井河川国道事務所は、福井市大土呂町の福井店と越前店の各周辺にある国道8号沿いの土壌調査で除草剤成分を確認し、福井南署と越前署に被害届を提出している。

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