あげ潮、石松餃子といえば? 「ガチャタマ」が浜松に初進出! “ご当地百貨店”が縁つなぐ 30日から

「浜松ガチャ」第1弾の9種類とレアアイテム

 埼玉県内の名所や建物をモチーフにしたご当地カプセル玩具(通称ガチャガチャ)の「ガチャタマ」シリーズに、静岡県浜松市の「浜松ガチャ」第1弾が登場する。大河ドラマ「どうする家康」の舞台として注目が集まる中、地元の「遠鉄百貨店」が企画に協力し、30日に販売を開始する。

 企画している「アルシェ」(さいたま市大宮区)の中島祥雄社長によると、川越ガチャで連携した丸広百貨店(川越市)から紹介を受け、遠鉄百貨店との企画が実現した。中島社長は「浜松の人たちが愛してやまないものを突き詰めた。喜んでいただければ、ありがたい」と話している。

 埼玉県民はほぼ知らないものの、「浜松愛」にあふれている。明治5年創業の老舗書店「谷島屋」のブックカバー、昭和28年創業の老舗ギョーザ専門店「石松餃子」、浜松を代表する銘菓「あげ潮」、浜松駅前の顔「遠鉄百貨店」など9種類とレアアイテム1種類。

 ガチャは大きさ約5センチのアクリルキーホルダーで1回300円。2021年3月の発売開始後、大宮ガチャや浦和ガチャなどの販売累計は27万個を超えた。今回の売上金の一部は地域の文化振興のため、浜松市に寄付する。設置場所は遠鉄百貨店本館5階、谷島屋浜松本店など3カ所。

 問い合わせは、事務局のアルシェ(電話048.647.0111)へ。

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