偽情報の投稿率「Xが最も高い」 EU、ロシア念頭に対策要求

 【パリ共同】EU欧州委員会のヨウロバー副委員長は26日、インターネットの巨大プラットフォームの中でX(旧ツイッター)が最も偽情報の投稿率が高いと指摘した。ウクライナに侵攻したロシアを念頭に対策を強化するよう促した。

 欧州委の声明などによると、ポーランド、スロバキア、スペインのEU加盟3カ国で今年、六つの巨大プラットフォームの投稿を調査。偽情報の投稿率はXが最も高かった。最も低かったのはユーチューブだった。ほかにフェイスブックやTikTokなどを調べた。

 ヨウロバー氏はロシアの偽情報について「ロシア国内だけでなく欧州諸国やその他の国に向けられた大衆操作兵器だ」と強調した。

© 一般社団法人共同通信社