今季無敗も負傷者続出…ライス以外にサカ、トロサールもカップ戦欠場、アルテタ監督が語る「選手の復帰が必要」

[写真:Getty Images]

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、負傷者の状況を明かした。クラブ公式サイトが伝えた。

2022-23シーズンのプレミアリーグでは2位と躍進したアーセナル。今シーズンも開幕6試合で無敗をキープも、4勝2分け、6連勝も可能性があった中では若干の取りこぼしとなっている。

とはいえ、すでにマンチェスター・ユナイテッド、トッテナムとビッグ6との試合も2つ終えている状況であり、まずまずのシーズンスタートと言える。

しかし、シーズン序盤から頭を悩ましているのが負傷者。27日のEFLカップ(カラバオカップ)のブレントフォード戦を前に、アルテタ監督が会見に出席し、負傷者について言及した。

まずは24日のトッテナムとのノースロンドン・ダービーで前半のみで交代したイングランド代表MFデクラン・ライス。背中に違和感があったと説明していた中、まだ回復はしていないという。

「デクランはまだ練習していない。彼は試合でプレーを続けることができず、全く快適ではなかった。大したことではないことを祈る」

「我々は自信を持っている。彼はまだ不快感を抱えており、ピッチを離れなければならなかったが、彼のような選手にとって決して良い兆候ではないが、今後数日で回復してくれることを願っている。難しい状況だ」

また、右ウイングとして今シーズンも躍動しているイングランド代表FWブカヨ・サカについても言及。週末のボーンマス戦に出場できるかは不透明だとした。

「試合後、彼はひどく足を引きずっていた。我々は彼をフィールドから出さなければいけなかったが、これも決して良い兆候ではない」

「彼はトレーニングに参加できなかった。確かに(欠場する)可能性はある」

その他、トッテナム戦を欠場したベルギー代表FWレアンドロ・トロサールについては「明日は出場できないだろう」とカラバオカップの欠場を明かし、今後については「彼がどのように回復するか、そして週末にチャンスがあるかどうかを毎日見てみよう」と、ボーンマス戦も欠場の可能性があるとした。

さらに、ブラジル代表FWガブリエル・マルティネッリについても、カラバオカップは欠場することになるという。

その他にも、今夏獲得し大きな期待を寄せられたオランダ代表DFユリエン・ティンバーは、開幕戦のノッティンガム・フォレスト戦でいきなり負傷。右ヒザ前十字じん帯損傷と診断され今季絶望に。また、右サイドバックとして起用されていたガーナ代表MFトーマス・パルティも離脱している。

アルテタ監督は「これが現時点での我々の状況だ」と語り、「我々は適応しなければならない。現時点で我々のチームはとても不足しており、選手たちの復帰が必要であることは確かだ」とコメント。控えメンバーの活躍も重要になるが、主軸が相次いでいない中でどう戦っていくかも注目が集まる。

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