木造高生(青森県)のアイデア基に開発「めったら卵スープ」10月発売 干しダラとニンニクで味わい

木造高生徒のアイデアを基に商品化された「青森 めったら卵スープ」(東洋水産提供)

 東洋水産(本社東京)は10月9日、木造高校生徒のアイデアを基にしたフリーズドライ製品「青森 めったら卵スープ」を東北地区限定で発売する。

 同社は毎年「スマイル“フード”プロジェクト」と題したコンテストで、東北地方の高校生からオリジナルスープを募集。優勝作品を商品化している。56校246チームが応募した昨年度は、木造高3年生(当時)の「干し鱈(だら)のうまみたっぷり卵卵(たまらん)スープ」が頂点に立った。

 商品は同校生徒のアイデアを生かし、干しダラのうまみを利かせた卵スープに、ニンニクでこくを加えた深い味わいが特徴。具材にはかきたまのほか、ゴボウ、シイタケ、ニンジン、コンブ、ネギを使用した。

 めったらは津軽弁で「うまそう」の意味で生徒がアイデアを出した。包装にはJR木造駅の遮光器土偶「しゃこちゃん」のモニュメントをイメージしたイラストを添えた。

 同社CSR広報部の織田直弥さんは「とてもおいしく体が温まる。一生懸命考えた生徒さんの思いを受け取りながら味わってもらえれば」と話した。

 希望小売価格は230円(税別)。

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