新名称は「常陸国ロングトレイル」 県北の里山道、茨城の代表的コンテンツへ 県知事会見

会見する大井川和彦茨城県知事=水戸市笠原町の県庁

茨城県の大井川和彦知事は27日の定例記者会見で、県北6市町の里山や名所などをつなぐ里山道「県北ロングトレイル」の名称を、10月1日から「常陸国ロングトレイル」に変更すると発表した。茨城を代表する観光地へと発展させるのが狙い。同13日には「ヨルダントレイル」とパートナーシップ連携協定を結び、インバウンド(訪日客)向けPRにも力を入れる。

県によると、常陸国ロングトレイルは全長約320キロに達する予定。ボランティアを中心に整備が進められ、現在105キロメートルほどが開通している。早ければ来年度には全通する。

県は同トレイルを、日本の歴史や文化、原風景を体感できる観光資源と位置づけ、他県の観光地とは別角度からのインバウンド誘客を見込んでいる。

同トレイルのブランド化を推進するため、世界的な人気を集める「ヨルダントレイル」とは相互プロモーションなど情報交換を行うとしている。

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