昨年秋に武雄市に移住した俳優の大城(おおき)英司さんが出演した作品を上映する「たけお映画まつり」が23日、同市で開かれた。終了後には懇親会も催され、ファン約50人が出演俳優と記念撮影をしたり、作品の感想を直接伝えたりと、それぞれ交流を楽しんでいた。
懇親会に参加したのは上映作品の「カゾクノカタチ」「ねこのひげ」に出演した大城さんをはじめ俳優の渡辺真起子さん、川上麻衣子さん、仁科貴さんと、両作品の監督矢城潤一さん。5人は各テーブルを回り、料理を口に酒を酌み交わしながら映画談義に花を咲かせていた。
伊万里市の40代の男性は、交流サイト(SNS)で大城さんと交流を続けており「俳優、監督の全員と話ができた。役者の目線で作品について語ってもらうと好きなシーンの面白さがさらに増し、貴重な体験になった」と笑顔で話した。
市文化協会と協力して今回の企画を実施した大城さんは「初めての試みだったが、うまくできたのではないか」と振り返り、今後については「さらに映画ファンの輪を広げて、最終的には“武雄温泉映画祭”を開催できるようにしたい」と期待を込めた。(澤登滋)