出産後赤ちゃんを水路に放置し殺害 母親に懲役4年の実刑判決 軽い知的障がいを考慮

愛媛県新居浜市内の竹やぶで赤ちゃんを出産した後、放置し殺害した罪に問われている女に対し、松山地裁は懲役4年の実刑判決を言い渡しました。

判決などによりますと、新居浜市船木の元飲食店従業員、立野由香被告は、2022年4月、自宅の裏にある竹やぶで男の赤ちゃんを出産した後、バスタオルで覆って水路に放置し殺害したということです。

松山地裁で開かれた27日の判決公判で、渡邉一昭裁判長は、立野被告が5年前にも自宅のトイレで赤ちゃんを産み落としたことを挙げ、生命軽視の度合いが強いと指摘しました。

一方で、軽い知的障がいの影響で、リスクを踏まえた行動や周囲に相談ができなかった事情を汲むことができるとして、懲役6年の求刑に対し、懲役4年の実刑判決を言い渡しました。

© 株式会社あいテレビ