広島市の業者「ホーユー」が経営破綻し、広島県内の高校などで食事の提供が止まった問題です。県教委は、一部の高校では9月末に新たな業者と契約し、10月中旬にも再開できる見通しになったと明らかにしました。
広島県立高校6校では、寮生向けの食事の提供が9月1日から停止し、学校が代わりに弁当などを用意して対応しています。
県教委によりますと、6校のうち西城紫水高校など2校については、9月末に新たな業者と契約し、10月中旬にも食事の提供が再開できる見通しになったということです。
一方、三次高校など残りの4校については、ホーユーが冷蔵庫などの大型物品を残したまま破産手続きに入ったため物品を移動できず、見通しが立たない状態になっていました。
これについて県教委の担当者は、破産管財人から移動の了承が得られたことを明らかにしました。
県教委 学校経営戦略推進課 沖本勝豊 課長
「破産管財人と鋭意、調整をしていたが、本日、つい先ほどだが、校舎内の空きスペースへの移動について了承を得ることが何とかできた」
今後、新たな業者との契約に向けて、速やかに手続きを進めるとしています。