有料ネット広告で選挙運動を告発 警視庁受理、江東区長側関与か

 4月に初当選した東京都江東区の木村弥生区長の陣営が選挙期間中、投票を呼びかける有料広告をユーチューブに出したのは公選法違反の疑いがあるとして、区民の男性(61)ら2人が警視庁に刑事告発したことが27日、分かった。男性によると容疑者は不詳で、26日に受理された。

 告発状などによると、広告は本人の写真に「木村やよいに投票してください」とのテロップを付けたもの。選挙運動で候補者名を挙げて有料でのインターネット広告を出すことを禁じる公選法に違反したとしている。

 木村氏は8月の記者会見で支援者が広告を出したとし「適法な中でのことと信じていた。監督不行き届きで申し訳ない」と陳謝していた。

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