地元民御用達!財布にもやさしい食堂メシ!大阪市港区で愛され続ける大衆食堂2軒

旅人へひとこと

決して特別な料理じゃない。それだからこそ毎日通いたくなるお店が港区にはあります。

大阪市24区を巡るごはん旅。

7区目は『港区』です。港区というと、東京都の方が認知度が高いため、話題にすると「なんだ大阪の港区か……」という反応もあったりするのですが、なんだかんだで良い町です。

大阪港駅の周辺には、以前の記事で取り上げた『海遊館』や『天保山』という観光スポットもありますが、今回は、少し違った視点で『大阪市』港区をご紹介します。

海遊館、天保山などを取り上げた記事はこちら

『海遊館』の最寄り駅である大阪港駅の一つ手前、朝潮橋駅。地下鉄でありながらこのエリアは地上に出て高架線になるので、周りの風景が見えるというだけでなぜかテンションがあがります。
朝潮橋駅の北側には大きく緑が広がる『八幡屋公園』があります。『八幡屋公園』は戦前は『大阪市立運動場』、その後は今は南港にある『インテックス大阪』のような見本市会場として活用され、1993年に再整備。プール施設と体育館施設が移転され、今では東住吉区にある長居公園と並ぶ市内有数の都市公園です。

その『八幡屋公園』にある『Asusアリーナ大阪』は、各種球技の国際大会なども開かれる1万人収容可能なメインアリーナがあり、市立の中央体育館として中高校・大学の体育大会などにも利用されています。

そんな大きなアリーナでありながら、構造は半地下の構造で屋根にあたる部分は緑化されており、木々や花々が植えられて小高い丘のようになっています。

訪問時には直径10センチほどの小さな話を咲かせる「大雪山」という品種のヒマワリが咲いていました。少し前の6月だと、ジャカランダの薄紫の花も見ることができます。

朝焼けのまちと夕景・夜景を望める『グリーンヒルズ』

『Asusアリーナ大阪』屋上の丘を登っていくと、「いい感じ」にベンチがいくつも設置されています。真西の方向は天保山の大観覧車や南港のWTC、日が沈むと『USJ』から漏れる光も浮かんできます。朝、昼、夕、夜、どの時間に来ても気持ちの良いスポットです。

公園の中央には芝生広場、遊具広場があり、遊具広場には『海遊館』の人気者、ジンベイザメを模した遊具もあって港区らしさを感じます。

普段の生活の中で気持ちよく歩くことができる公園があるのは、港区の魅力ですね。

八幡屋公園

〒552-0005 大阪府大阪市港区田中3丁目1

ふだん使いしたい食堂2店

さて、昼食は港区役所の職員さんに教えていただいた区役所近くの『赤丸食堂』さんへ。昭和20年から営業している老舗の食堂です。

開店直後だったので先客はほとんどいませんでしたが、食べている間にひっきりなしに来客が増えていきます。

メニューは揚げ物やステーキなどのお肉料理が中心のガッツリ系。

中にはチキンカツ5枚を積み重ねた「天保山チキンカツ」なんて大食いメニューも用意されています。

平日のランチタイム(11:00~14:00)はワンコインで定番メニューが食べられますので、困ったときにはこれ!という非常に通いやすいお店です。

ふっくら衣の「豚天」がうますぎる

見た目は地味ですが、お店の名物の一つ「豚天(とんてん)」がおいしい!

ふわっとした衣に、良い甘みの「豚天醤油」をちょんと漬けると何枚でも食べられそうです。

この日はちょっとぜいたくに、豚天、豚カツ、豚チャーシューの「豚々豚(とんとんとん)」(1,280円)に、豚汁、ごはんを付けて(+400円)で定食にしてみました。

テーブルには地元・港区の大阪産(おおさかもん)の三晃ソースや醤油、カレーポン酢など味変調味料も置いてあって、大盛りでも最後までおいしくいただけます。

赤丸食堂

〒552-0003 大阪府大阪市港区磯路2丁目6-3

もう一店はちょっと離れた弁天埠頭公園のそばにある『井筒食堂』へ。

港湾施設などで働いている労働者の方や、毎日通っているような常連さんで一杯の昔ながらの大衆食堂です。

中央に設置された大きなテーブルに和洋中さまざまな惣菜が置いてあり、そこから自分でお盆にとっていきます。

最後にごはんや味噌汁を頼んで、オリジナルの定食が完成。

おかず一品は150円くらいから。うどんやカレーライスのような単品料理もありますが、ついついあれもこれもと取ってしまって、お腹いっぱい、お財布には強打撃ということになってしまわないようにご注意のほどを。

「だし巻きたまご」(250円)を追加で取ってしまって、この日の料金は1,040円になってしまいましたが、後悔はありません。

毎日行っても飽きようがない、これこそ大衆食堂の魅力でした。

井筒食堂

〒552-0007 大阪府大阪市港区弁天5丁目14-22

観光だけでなく、大阪で暮らす魅力もぜひ感じていただければ嬉しいです。

あー、おいしかった。

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*この記事は2023年9月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:があ

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