岸監督作品などコンペ入り 第36回東京国際映画祭

第36回東京国際映画祭のラインアップ発表会に登壇した(左から)小辻陽平監督、安藤桃子監督、富名哲也監督=27日午後、東京都千代田区

 10月23日開幕の第36回東京国際映画祭のラインアップ発表会が27日、東京都内で開かれ、最高賞を競うコンペティション部門に、日本作品は岸善幸監督の「正欲」、小辻陽平監督の「曖昧な楽園」、富名哲也監督の「わたくしどもは。」の3作品が入った。

 「正欲」は、他人とは違った性癖を持つ人々が登場する、作家朝井リョウさんの小説を映画化。「曖昧な楽園」は、生と死を巡る二つの物語を、独自の手法で映し出す作品。「わたくしどもは。」は、新潟・佐渡島を舞台に記憶を失った男女の過去と運命を描いた。

 コンペ部門の審査委員長は、ドイツのビム・ベンダース監督。

© 一般社団法人共同通信社