犠牲者しのぶキャンドルイベント 御嶽山麓で住民と遺族がともす

御嶽山の噴火から9年となり、犠牲者をしのびともされたキャンドル=27日夜、長野県木曽町

 御嶽山(岐阜、長野県、3067メートル)の2014年噴火から9年となった27日夜、麓にある長野県木曽町の公園で地元住民が犠牲者をしのぶキャンドルイベントを開き、一部の遺族も参加した。

 午後6時ごろ、ろうそくに見立てた発光ダイオード(LED)を「9.27」の形に並べて点灯。死者・行方不明者の人数と同じ63本のろうそくにも火がともされた。次男の所祐樹さん=当時(26)=とその婚約者丹羽由紀さん=当時(24)=が亡くなった愛知県一宮市の所清和さん(61)は取材に「今日は炎が激しく見えた。もっと生きたかったのか、元気にやっているという意味なのかな」とつぶやいた。

© 一般社団法人共同通信社