観光地などでのタクシー不足解消に向け、神奈川県は27日、時間帯や地域を限定した上でタクシー会社が一般ドライバーの運行を管理する「神奈川版ライドシェア」構想を明らかにした。
構想を元にタクシー会社や市町村などと意見交換を重ね、実現の可能性を探る考え。国との具体的な協議はこれからで、実現できるかどうかは見通せていない。
自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」を巡り、県は同日の県議会常任委員会に「神奈川版ライドシェア」として検討中の構想案を報告した。
案ではドライバーは登録制とし、運行管理を行うタクシー会社の面接や研修を受ける。利用者によるドライバーの評価制度も設け、使用する自家用車はタクシー会社が車両を認定して安全を管理する。ドライブレコーダーや配車アプリの実装、任意保険の加入も求める。