マルセイユが新監督にガットゥーゾ氏を招へい!

[写真:Getty Images]

マルセイユは27日、新監督にイタリア人指揮官ジェンナーロ・ガットゥーゾ氏(45)を招へいした。

今シーズンからマルセイユの新指揮官に就任したマルセリーノ・ガルシア・トラル監督だったが、チャンピオンズリーグ(CL)予選でパナシナイコスに敗れて本戦行きを逃すと、リーグ・アンでも格下相手の取りこぼしが目立ち、ここまで2勝3分けと微妙なスタートに。

また、サポーターからは結果と共にプレースタイルへの不満の声が多く上がっており、18日に行われたサポーターグループとの会談後には脅迫に近い形でウルトラスから辞任を要求されていた。

そういった事情もあり、スペイン人指揮官は19日に辞任の意向を選手やスタッフに伝えると、クラブは翌日に退任を正式発表。新監督を探していた。

昨季までパリ・サンジェルマンを率いたクリストフ・ガルティエ氏(の名前も上がった中、イタリア代表として2006年のドイツ・ワールドカップで優勝を経験しているガットゥーゾ氏を監督に招へいすることに決めた。

ガットゥーゾ氏は現役引退後、スイスのシオンで監督キャリアをスタートさせ、パレルモやピサを経て、ミランやナポリといったセリエAの強豪の監督を歴任。

その後、2021年夏にフィオレンティーナの指揮官に就任するも、上層部との確執からわずか3週間で退任。その後はフリーとなっていたが、2022年6月にバレンシアの監督に就任。

しかし、ラ・リーガ前半戦終了時点で自動降格圏の18位カディスと1pt差の14位と低迷し、今年1月に成績不振で解任されていた。

新監督に招へいされたガットゥーゾ氏は、公式サイトで以下のように喜びを語った。

「マルセイユに加わることができて、とても嬉しく、誇りに思う。このクラブのスタッド・ヴェロドロームというスタジアムでは、私も選手時代にプレーしたことがあり、ヨーロッパでもその情熱的で熱狂的な雰囲気で有名な場所だ。新しいチームでの仕事が待ち遠しいよ」

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