新川こども施設の利用料、子ども無料 大人は安価 富山県議会で知事方針

県が基本計画で示した新川こども施設のイメージ図

 富山県は、新川文化ホール(魚津市宮津)の敷地内で2027年度に開館させる新川こども施設について、子どもの利用料金を無料とする。27日の県議会予算特別委員会で、新田八朗知事が方針を示した。有料とする大人についても「安価にしたい」と述べた。料金の目安は11月に公表する。

 県は21年度にまとめた基本計画で、利用料金を今後の検討課題としていた。その後調査した他県の類似施設では子どもが無料、大人は400円以内の有料とする事例が目立ったことを踏まえて判断した。

 新川こども施設は、設計から建設、運営までを一体で民間に任せる手法を県として初めて採用。24年度に事業者を選ぶことにしている。

 新田知事は予算特別委で大門良輔氏(自民)の質問に対し「魅力的な施設となるよう、民間のノウハウを最大限に生かす」と述べた。

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