南砺・平中生考案の「あかぶー」 キャラ採用 五箇山赤かぶ生産部会、のぼり旗お披露目

「あかぶー」のイラストが入ったのぼり旗のお披露目式

 富山県のJAなんとの生産組織、五箇山赤かぶ生産部会(堂前光宏会長)は、地元の南砺市平中学校の生徒が考案した赤カブのゆるキャラ「あかぶー」を正式採用した。26日に学校を訪れ、あかぶーのイラストを入れたのぼり旗のお披露目を行った。

 「あかぶー」は五箇山を魅力ある地域にしようと、今年2月に生徒が田中幹夫南砺市長に提言したアイデアの一つ。新聞報道で赤カブのゆるキャラを知った部会員が、生徒のアイデアを生かしたいと考え、7月の生産部会総会でのぼり旗のデザインに採用することが提案されたという。

 生産部会は中学校からゆるキャラ使用の許諾を受け、のぼり旗を40枚製作。「五箇山特産 赤かぶの里」と書かれた下にあかぶーのイラストを入れた。

 26日は堂前会長らが中学校を訪れ、完成したのぼり旗を披露した。生徒を代表して3年生の東美羽さんが「地域の皆さんのおかげで、みんなで考えたキャラクターのアイデアをのぼり旗として実現させることができてよかった。これからも五箇山の魅力を発信していきたい」と話した。

 部会では地元の道の駅で赤カブや赤カブ加工品の販売PR用として掲げてもらうほか、部会員が直売する際にも活用する。

生徒が手作りした「あかぶー」の人形

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