鹿沼市議会は27日、改選後初の臨時会を開き、議長と副議長にそれぞれ女性を選出した。正副議長の両方を女性が務めるのは県内の市議会では初めて。
議長には谷中恵子(やなかけいこ)氏(65)=無所属、5期、副議長には石川(いしかわ)さやか氏(46)=無所属、3期=が、それぞれ指名推選で選ばれた。
全国都道府県議会議長会と全国市議会議長会によると、正副議長とも女性が就くのは都道府県議会では前例がなく、市区議会でも珍しい。県市町村課などによると、県内では2005年に佐野市と合併する直前の旧葛生町議会で両方を女性が担った例がある。
県地方議会女性議員連盟会長の山田美也子(やまだみやこ)県議は「議会を代表する正副議長を女性が務めるのは画期的なこと」と話している。