「スーパーなプレーをした」 初アシストの遠藤航をクロップ監督が高評価、逆転弾のソボスライは「最高の男」

[写真:Getty Images]

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、逆転勝利を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。

27日、レスター・シティとのEFLカップ(カラバオカップ)3回戦に臨んだリバプールは、開始早々に失点を許しながらも後半にFWコーディ・ガクポのゴールで同点に。70分にはMF遠藤航のパスを受けたMFドミニク・ソボスライが豪快な逆転弾を決めて逆転すると、その後はFWジオゴ・ジョタにもゴールが生まれ3-1で勝利した。

公式戦7連勝を飾ったクロップ監督は失点への不満を漏らしつつも、そこから立ち直った遠藤ら選手一人ひとりのパフォーマンスを喜んでいる。

「またしても0-1の状況となったが、あの失点はちょっとした見出しになるだろう。明らかにファールのように見えたし、コスティ(ツィミカス)もそう感じていた。もっとうまく守れたか?そうかもしれない。だが、彼らのラストパスやフィニッシュは本当に良かった。我々はあの状況を好まないが、起きてしまったのだからその後のリアクションがすべてだ。我々は大きなチャンスを作ったが決まらなかった」

「(後半は)正直に言って最高のパフォーマンスだった。レスターのクオリティの高さは認めざるを得ない。スーパーなコーチングを受けたチームであることは明らかで、組織としても最高だった。それでも我々は前進し続け、試合中にチームとして、個人として向上していった」

「(決めたゴールはどれも)最高のゴールだった。そして、航のプレーを見れば、彼がいかにゲームに溶け込み、後半いかに優位に立ち、ボールを奪い、パスを出していたかがわかるだろう。ドム(ソボスライ)が得点を決める前のラストパスは、頻繁にやっていたライン間を通すパスだったと思う。本当に、本当に、彼はスーパーなプレーをした」

「ジャレル・クアンサーは、傑出したプレーを見せただけでなく、ゴールのお膳立てもした。とてもエキサイティングで、正直、笑顔なしで彼を見ることはできない。本当に、見ていて気分が良い」

「コーディとジオゴの両ストライカーは懸命に戦い、超重要なゴールを決めた。ハーヴェイ(・エリオット)、なんという仕事ぶりだっただろう。右サイドバックのカーティス(・ジョーンズ)、後半のカウンターを全速力で止めたイボウ(イブラヒマ・コナテ)、冷静沈着なクィービーン(・ケレハー)。誰の活躍も忘れてはいない」

「コスティは超難しいスタートとなってしまい、挫けそうになったと思うが試合に戻る道を見つけた。ライアン(・グラフェンベルフ)はこうした試合でもっとも難しいエリアにポジションをとり、常にプレッシャーを受けながら解決策を見いだして我々を大いに助けてくれた。今夜のチームからのスーパーなサインはとても気に入ったね。選手たちは楽しんでプレーし、最後の1秒までプレッシャーをかけていた」

また、クロップ監督は特に逆転弾を高く評価。ゴールを決めたソボスライやアシストの遠藤のプレーを称えている。

「私がドムにシュートを打つよう言う必要はない。彼はそれを理解しており、自分が非常に優れた技術を持っていると私よりよく知っている。プレミアリーグの試合では、誰もが彼をブロックしようとしているから中々ゴールを決められない。だが、もし突破できればゴールの可能性は十分にある。スーパーなゴールだった」

「あれは航からのパスだった。その瞬間、相手の中盤からのプレッシャーはなく、彼をブロックするディフェンダーもいなかった。だからこそ、ボールを奪ったらファーストパスを前に出すか、少なくとも前にボールを送ることが非常に重要だった。前向きな発想がとても役に立ったと思う。良いプレーだった」

「ドムがここに来たのはずいぶん前のことで、移籍が決まったときの印象は忘れてしまったよ。だが、トレーニングの最初の1分から、彼はかなり印象的だった。最高の男だ。ドレッシングルームにも簡単になじんでいた」

「彼は生まれつき自信に満ち溢れていて、それが助けになっている。彼はここにいることをとても楽しんでいるし、ファンも明らかにそれを評価している。良い状況だと思う。これが長く続いてほしいね」

© 株式会社シーソーゲーム