教え子の女子生徒にわいせつ 20代の中学校教諭を懲戒免職 栃木県教育委員会

 栃木県内の公立中学校の男性教諭が教え子の女子生徒1人に対してわいせつな行為を行ったとして、県教育委員会はこの教諭を27日付で懲戒免職処分としました。今月(9月)に入り教職員の懲戒処分は3件目です。

 懲戒免職処分となったのは県内の公立中学校の20代の男性教諭です。県教育委員会によりますとこの教諭は、今年(2023年)3月ごろ悩みの相談を受けるため教え子の女子生徒に自分の携帯電話の連絡先を教え、4月ごろからはSNSを通じてやりとりしていました。そして6月から7月にかけて教諭の自家用車の中などでキスをしたり体を触ったりするなどのわいせつな行為をしたということです。

 今月(9月)上旬に女子生徒の保護者の知人から県教育委員会に相談があり発覚しました。県教育委員会の調査に対し男性教諭は「あってはならないと思っていたが、好意があって歯止めが利かなかった。取り返しのつかないことをした」と事実を認めています。

 また、この中学校の校長は監督責任により戒告処分となっています。校長は、7月にこの教諭と生徒の距離が近いのではないかといった学校内のうわさなどから教諭を指導していました。

 県内では教職員の不祥事が相次ぎ、今月(9月)に入り懲戒処分は3件目です。県教育委員会は再発防止に向けて10月、臨時の校長会を開いて特にわいせつ行為などを中心に服務規律の徹底を図るとしています。

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