護衛艦「あけぼの」 ソマリア沖へ佐世保を出港 海賊対処など 

護衛艦あけぼのを見送る家族ら=佐世保市

 海上自衛隊の護衛艦「あけぼの」(4550トン、外川久人艦長)が27日、ソマリア沖アデン湾に向け、佐世保を出港した。海賊対処と、民間船の安全確保などに役立てる情報収集を兼務する。期間は約4カ月間。
 海自の海賊対処は2009年に始まり、今回で第46次隊。あけぼのは3回目の派遣で、隊員約200人と海上保安官8人が乗艦する。6月に横須賀から出港した護衛艦「いかづち」と、10月下旬に現地で交代する予定。
 佐世保市干尽町の倉島岸壁で出国行事があり、自衛隊関係者や家族ら約470人が見送った。外川艦長は「全力で任務に当たる」と述べた。

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