国名勝「盛美園」ライトアップ始まる 青森・平川市 10月1日には「夜会」も

ライトアップされた盛美園の園内

 平川市観光協会は26日、同市の国指定名勝「盛美園」のライトアップを始めた。30日までの期間中、音楽に合わせて光が切り替わるショーが行われ、園内は幻想的な雰囲気に包まれている。10月1日には、ライトアップとともに横笛奏者・佐藤ぶん太さんの生演奏と獅子踊りの演舞が行われる「夜会」を開く。

 ライトアップは、同市の歴史や文化、郷土芸能などを観光コンテンツとして掘り下げ、インバウンド(訪日客)向けの旅行商品を造成することの一環。10月には、モニターツアーなどを予定している。

 26日、辺りが暗くなると徐々に光を浴びた木々が浮かび上がり、ショーでは音楽に合わせて、赤や紫など次々と光が変化。来場者は、その様子に見入っていた。同協会の須藤力さんは「夜に盛美園を見る機会はあまりない。(日中と)違う表情を見てもらえれば」と話している。

 ライトアップは午後5~9時、ショーは45分に1回実施。入園料500円。夜会は午後6時、同7時、同8時の入れ替え制で各回先着50人程度、入園料500円。問い合わせは同協会(電話0172-40-2231)へ。

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