電気自動車などからの出火を想定した消火訓練が、愛媛県消防学校で行われました。
訓練は、電気自動車と一般的なガソリン車の2台を使って行われ、県内のほか、高知や徳島などの消防からも隊員が見学に訪れました。
電気自動車やハイブリッド車に搭載されている大型のバッテリーは、火が出た場合、放水など通常の方法では消火が難しく、訓練では、特殊な耐熱シートが用いられました。
シートは、2500度まで耐えられる素材で作られていて、燃えている車全体を覆って空気を遮断することで消火につなげます。
(ヨネ 米田哲三 社長)
「水も消火剤も使わない非常に新しい消火資機材瞬時に煙やガスを遮断できるので、消防隊員の安全や健康にもメリットがある製品」
(愛媛県消防学校 月原元太 教官)
「山間部など消火用水が乏しいところですごく有効なのではないかと思う、高速道路上であるとか」
このシートは30回程度、繰り返し使用できるということです。