ひよこのバタークリームケーキ

甘さ控えめで、口溶けのよいアングレーズベースのバタークリームと甘酸っぱいあんずジャムは、どこか懐かしさを感じる、私の大好きな組み合わせです。 そのままでやさしい「たまご色」のバタークリームを生かして、友人の推しのK-POPアイドルの誕生日が近いので、よく例えられるひよこをモチーフに、ケーキを作ってみました。 コーヒー風味のモカクリームでメッセージとひよこの顔を描き、くちばしに見立てたドライアプリコットをアクセントに飾ります。メッセージは、好きな言葉や、推しの名前などでアレンジしてくださいね。 スポンジケーキは米粉とオイルを使い、時間が経っても冷やしても、しっとりふんわり、軽い口当たりに焼き上げます。 連載ではこのケーキのPOINTを紹介中! なかしましほさんの連載「推しに贈る動物モチーフのおやつ」はこちら

by なかしましほさん

このレシピの材料


数量:直径12cm 1台

スポンジケーキ

卵… 80g(約1.5個)

きび砂糖… 45g

米粉(菓子用ミズホチカラ)… 45g

A.太白ごま油… 10g

A.牛乳(豆乳でもOK)… 小さじ1

バタークリーム(作りやすい分量)

卵黄… 1個分

きび砂糖 … 45g

牛乳 … 50ml

バター(食塩不使用)… 150g

モカバタークリーム

バタークリーム(上記)… 50g

インスタントコーヒー … 小さじ1

熱湯 … 小さじ1/2

シロップ

きび砂糖 … 小さじ1

熱湯 … 大さじ1

仕上げ用

あんずジャム … 大さじ1~2

ドライアプリコット… 1枚

下準備


・バターは大きめのボウルに入れ、室温にもどす。 ・コーヒーに熱湯を加えて溶き、冷ます。 ・シロップの材料を混ぜ合わせ、冷ます。 ・型の底と側面にオーブン用シートを敷く。 ・Aは小さい器に混ぜ合わせる。 ・ドライアプリコットは、くちばしの形にカットする。 ・オーブンは170℃に予熱する。

スポンジケーキ


1.ボウルに卵と砂糖を入れ、ハンドミキサーの高速で、もったりとして積み重なるまで撹拌する。

2.ハンドミキサーの低速でさらに1分攪拌し、キメを整える。

3.米粉をふるい入れる。底からすくい上げるようにして、粉っぽさがなくなるまでゴムベラで混ぜる。さらに10回ほど混ぜ、キメを整える。

4.準備したAに生地をへらでひとすくい分入れ、とろりと乳化するまでよく混ぜ合わせてから、3.に戻し入れる。底からすくい上げるようにして、全体がなじむまで混ぜ合わせる(油分が入ると気泡が消えやすくなるので、混ぜすぎない)。生地のでき上がり。

5.準備した型に生地を流し入れ、10cmほど上からトンと落として大きい泡を潰し、170℃のオーブンで25分焼く。

6.よい焼き色がつき、表面にハリがあれば焼き上がり。

7.10cmほど上からトンと落として熱気を抜き(焼き縮みを防ぐ)、網の上に逆さにして置き、側面の紙を外す。

8.上下を返して粗熱を取り、ポリ袋に入れる。ふんわりと空気を入れるようにして袋の口を閉じ、しっかりと冷ます。

9.大きめのボウルに氷水を用意する。ボウルに卵黄と砂糖を入れてゴムベラでなじませる(最初は混ざりにくいが少しずつなじんでくる)。泡立て器に持ち替え、レモン色になるまでしっかりと混ぜる。牛乳を少しずつ加え、そのつどよく混ぜる。

10.1.を小鍋に濾し入れて入れて弱火にかけ、ゴムべらで絶えず混ぜる。ふつふつと沸騰し、ゆるくとろみがついたら火からおろす。

11.2.をボウルに入れて底を氷水に当て、ゴムベラで時々混ぜながら冷ます。

12.別のボウルにバターを入れ、ハンドミキサーでクリーム状に撹拌する。3.を分離しないように少量ずつ5回に分けて加え、均一になじむまでそのつどよく混ぜる。

13.バタークリームのでき上がり。50g取り分け、コーヒー液を少量ずつ加えてゴムベラで混ぜ、モカクリームを作り、丸口(3mm)をつけた絞り袋に入れる。

14.スポンジは上面をごく薄くスライスして外し、残りを厚みを均等に半分にスライスする。あればスポンジカット補助具を使うと、均等に切ることができる。

15.シロップを表裏両面と側面に軽く打つ。

16.下側1枚の表面全体にあんずジャムを塗り広げ、もう1枚で挟む。

17.スポンジの上面にゴムベラでバタークリームの1/3量をのせ、パレットナイフで縁から少しはみ出すくらいに塗り広げ、均等に伸ばす。

18.残りのクリームは、側面にぺたぺた置くように厚めにのせていき、最後にパレットナイフでなめらかに伸ばす。上にはみ出た部分は、上面の中心に向け、なでるようにしてパレットナイフで整える。冷蔵庫で30分冷やす。

19.モカクリームでひよこの目とメッセージを描き、ドライアプリコットをのせてひよこの顔にする。

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