【今日の日本人メジャーリーガー】千賀、日本人4人目のルーキー200K達成! カブスは連夜の逆転負けで崖っぷちに

写真:バーガーから三振を奪い200奪三振を達成した千賀滉大

メッツの千賀滉大はマーリンズ戦でダブルヘッダーの2試合目に先発登板。3回表にはもはやMLBでも代名詞となった「Ghost fork(おばけフォーク)」でジェイク・バーガーから三振を奪い、200奪三振を達成した。最終的に千賀は5イニングで8三振を奪い、2失点の好投。同点でマウンドを降り、勝ち星はつかなかった。チームは9回に勝ち越しを許し、2−4で敗れた。

千賀はこれでシーズンを終了する見込みで、成績は166 1/3イニングで12勝9敗、202奪三振。規定投球回と二桁勝利、200奪三振を達成した。日本人投手で1年目から200奪三振を奪うのは野茂英雄(ドジャース)、松坂大輔(レッドソックス)、ダルビッシュ有(レンジャーズ)以来(いずれも達成時)。1年目からMLBに挑戦したビッグネームとともに名を連ねることになった。

プレーオフを争うカブスの鈴木誠也はブレーブス戦に「5番・右翼」で先発出場。1四球を選ぶも4打数無安打で、前日のミスを挽回することはできなかった。チームは終盤に追い上げられ逆転負け。ついにマーリンズに並ばれ、プレーオフ進出に向け崖っぷちにたたされることとなった。

なお、カブスはマーリンズとの対戦成績で勝ち越されており、同率になった場合にはマーリンズがプレーオフ進出となる。カブスはプレーオフ進出のために、マーリンズを勝ち星で上回ることが絶対条件だ。

カージナルスのラーズ・ヌートバーはブリュワーズ戦に「5番・中堅」で先発出場。1安打1四球で2出塁を記録した。チームは逆転負けでシーズン89敗目を喫している。

レッドソックスの吉田正尚はレイズ戦に「6番・DH」で先発出場し2打数無安打。7回裏に代打を出され退いた。チームはレイズ投手陣の前に16三振を喫し完封負けで今季の負け越しが決定。シーズンの最下位も確定となった。

千賀滉大(メッツ)
対マーリンズ(●2−4)先発登板
【1回表】 ジョン・バーティにホームランを浴び先制を許す
【2回表】 3者連続三振にしとめ無失点
【3回表】 四球を与えるも2奪三振無失点
【4回表】 ヘスス・サンチェスにホームランを浴び勝ち越しを許す
【5回表】 ピンチを作るも無失点
◆今日の成績 5イニング 96球 奪三振8 与四球3 被安打3(うち本塁打2) 失点2
◆今季の成績 12勝7敗 166.1イニング 奪三振202 防御率2.98 WHIP1.22

鈴木誠也(カブス)
対ブレーブス(●5−6、延長10回)「5番・右翼」スタメン
【第一打席】 2回表無死1塁 四球
【第二打席】 4回表無死走者なし ライトフライ
【第三打席】 6回表一死走者なし センターフライ
【第四打席】 9回表無死走者なし ピッチャーゴロ
【第五打席】 10回表二死1塁 見逃し三振
◆今日の成績 4打数無安打1四球
◆今季の成績 打率.282 本塁打20 打点72 盗塁6 出塁率.353 OPS.837

ラーズ・ヌートバー(カージナルス)
対ブリュワーズ(●2−3)「5番・中堅」スタメン
【第一打席】 2回表無死走者なし ショートへの内野安打
【第二打席】 4回表無死走者なし ピッチャーゴロ
【第三打席】 6回表一死1塁 四球
【第四打席】 8回表一死1、2塁 ピッチャーエラー
◆今日の成績 3打数1安打1四球
◆今季の成績 打率.262 本塁打13 打点43 盗塁11 出塁率.370 OPS.787

吉田正尚(レッドソックス)
対レイズ(●0−5)「6番・DH」スタメン
【第一打席】 2回裏無死1、3塁 空振り三振
【第二打席】 5回裏無死走者なし ファーストゴロ
◆今日の成績 2打数無安打
◆今季の成績 打率.287 本塁打15 打点71 盗塁8 出塁率.337 OPS.781

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