暗闇で何度も「助けて」という声が… 通りがかった高齢女性の“とっさの判断”が命救う

河川敷に転落した高齢者の救助に大きく貢献したとして、宇和島警察署は28日、愛媛県宇和島市内の高齢女性に感謝状を贈りました。

救助に貢献したのは、市内に住むヘルパーの佐藤直子さんで、宇和島署の小玉英次署長から感謝状が手渡されました。

警察によりますと、佐藤さんは仕事先から自転車で帰宅していた今月5日の午後9時ごろ、川沿いで助けを求める声が聞こえたといいます。

(佐藤直子さん)
「『助けて』という声、低い声で言われたので『大丈夫?』と言ったらもう一度『助けて』と言われたから。暗いのと草がいっぱいだからおりることも出来ない」

佐藤さんから通報を受けた警察が、およそ3メートル下の河川敷に転落していた80代の女性を発見。無事に救助しました。

女性は肋骨を折るなどの重傷でしたが、警察は、発見が遅れれば命にかかわる恐れもあったとして、佐藤さんの的確な行動を称えていました。

(佐藤直子さん)
「当たり前の事をしたのに、これだけのこと(表彰)をしていただいて感謝しています」

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