認知症新薬で初の保険販売 東京海上、レカネマブ対応

アルツハイマー病新薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」(エーザイ提供)

 東京海上日動火災保険は28日、アルツハイマー病新薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」による認知症治療にも対応した保険の販売を始めた。厚生労働省が25日にレカネマブの製造販売を承認したのを受けた業界初の商品となる。

 企業が契約し、社員が任意に加入する団体契約で、新規の場合は69歳までが対象。現時点で個人向けの販売は予定していない。保険料は年齢などによって異なるが、50~54歳の男性で月額1370円。

 認知症や前段階の軽度認知障害と診断されたら、一時金30万円を支払う。アルツハイマー病と診断された場合にはさらに一時金100万円を支払い、レカネマブによる治療などに充ててもらう。

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