茨城県行方市は28日、同市麻生の「あそう温泉白帆の湯」で8月、基準値を超えるレジオネラ属菌が検出されたにもかかわらず、3日間にわたり営業を続けていたと発表した。同日現在で健康被害の報告はないという。
市によると、指定管理者が7月25日、施設内5カ所の水質検査を実施。8月7日、1カ所の検体から基準値の9倍に当たるレジオネラ属菌が検出された。同10日の検査では基準値未満だったが、施設は同7、8、10日の3営業日にわたって通常営業していた。
施設のマニュアルでは、レジオネラ属菌の検出時は、同市や保健所などに連絡する決まりになっていたが、管理者の共立ソリューションズ(東京)が報告を怠っていたという。