狩野川が流れる静岡県伊豆の国市に10月1日、新しい「川の駅」がオープンします。「道の駅」はよく聞きますが、「川の駅」とは、どんなものなのでしょうか。
【写真を見る】デイキャンプにキッチンカー 自転車コースも！河川敷に登場『川の駅』静岡・伊豆の国市に10月1日オープン
＜松下晴輝アナウンサー＞
伊豆の国市神島の狩野川の河川敷、これまで「神島グラウンド中島公園」と呼ばれて親しまれてきましたが、このたび整備されて、10月1日に「川の駅 伊豆城山」としてオープンします。9月28日午前に内覧会が開かれました。
伊豆の国市のシンボルのひとつ「城山」の目の前の狩野川に誕生する「川の駅 伊豆城山」。公園は、南北に1.7kmある広大な河川敷にさまざまなエリアが整備されました。
サイクリングを楽しむ人が多い狩野川に、経験者も初心者も楽しめるオフロードコースが作られました。自転車は、近くの道の駅でレンタルすることもでき、気軽に楽しめます。
芝生広場の隣には、ユニークな形のおもしろ自転車があります。
＜川の駅 伊豆城山 運営責任者 川口早さん＞
「約12種類、20台のおもしろ自転車がある。15分300円で利用できる」
このほかにも、東京オリンピックでも注目されたスケートボードを楽しめるエリアも設けられています。
＜川の駅 伊豆城山 運営責任者 川口早さん＞
「スケボーを持っていない方は30分300円でレンタルしている」
さらにキッチンカーがあり、飲み物やフード類の販売で活躍が期待されます。キッチンカーは、レンタル可能で個人や家族、グループなどで借りて使うこともできます。スクールバスを改造したもので、車内にはグリルやガスコンロ、フライヤー、麺をゆでる機械も備えています。
「川の駅」はデイキャンプを楽しむことができます。いまは空前のキャンプブーム。川の駅では、狩野川や城山を眺めながら、バーベキューを楽しむことができます。（デイキャンプは1日2,000円、バーベキュー機材レンタルは7,500円）
なぜ、狩野川の河川敷がこんなにわくわくするような「川の駅」になったのでしょうか。
＜伊豆の国市都市計画課 盆子原 尊さん＞
「狩野川の水辺空間を生かし、地域と川のふれあいの場を整備して、市民にも観光客にも親しまれる『かわまちづくり』を2020年から進め、ようやく完成した。『川の駅』が近隣の道の駅や観光施設と連携することで、観光交流人口の増加を実現して、まちの活性化につなげたい。豊かで美しい『かわ』と、人々の賑わいを楽しむ『まち』を体感してほしい」
「川の駅伊豆城山」は、10月1日午前10時にオープニングセレモニーが行われます。
