支店に滞在していたこと示すデータ開示して 再審請求の元校長支援者が銀行に嘆願書 旧天竜林高贈収賄事件

地元の高校の校長に賄賂を渡したとして有罪判決を受け、再審=裁判のやり直しを求めている静岡県元天竜市長の支援者が新たなアリバイを求めて、銀行に滞在していたことを示すデータを開示するよう申し入れました。

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元天竜市長の男性は、孫が通っていた旧天竜林業高校の当時の校長に、成績の改ざんを求める見返りに約20万円の賄賂を渡したとして、2008年に有罪判決を受けています。

男性は現在、再審請求をしていますが、これまでの証拠開示の中で、学校で賄賂を渡したとされる時間に男性が浜松市天竜区にある銀行の天竜支店に滞在していた可能性を示す警察のメモが見つかっています。

これを再審に向けた新たな証拠としたい男性の支援者が9月28日、銀行の天竜支店に対して、男性が犯行当時に銀行にいたことを示すデータを開示するよう嘆願書を提出しました。

<男性の支援者>
「銀行の対応もよくて、前向きに考えてくれていることもわかりましたので、わたしたちもとても希望を持っています」

男性の弁護士は、銀行の本店にもデータの開示を求めています。

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