「組織的で常習的だが弁償している」焼津漁港で1,200万円超の冷凍カツオ盗む 運送会社社長に執行猶予付き判決

静岡県焼津市の焼津漁港で水揚げされた冷凍カツオを盗んだ罪に問われている焼津市の運送会社社長の判決公判が9月28日、静岡地方裁判所で開かれ、懲役2年6か月、執行猶予3年の判決が言い渡されました。

【写真を見る】「組織的で常習的だが弁償している」焼津漁港で1,200万円超の冷凍カツオ盗む 運送会社社長に執行猶予付き判決

判決を受けたのは、運送会社社長の男(62)です。判決によりますと、社長の男は水産加工会社の元役員らと共謀して、2021年3月中旬、3回にわたって、焼津漁港で水揚げされた冷凍カツオおよそ78トン、時価1,245万円相当を盗みました。

静岡地裁で開かれた28日の判決公判で、國井恒志裁判長は「組織的で常習的な犯行で、船会社の信頼を裏切った」とする一方で、「被害弁償をしている」として、懲役2年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

被告側の弁護士は、控訴する方針はないとしています。

© 静岡放送株式会社