コロナワクチンの集団接種はじまる 広島県内の感染者「高いレベルで横ばい」

新型コロナウイルスのオミクロン株XBB系統に対応したワクチン接種が広島市で始まりました。湯崎知事は、感染を広げないためにもワクチン接種の検討を呼びかけています。

末川徹 記者
「広島市のワクチン接種会場です。手前が予診室です。高齢者の人が多い印象です。時間ごとで続々と集まってきています」

スタッフ
「少しチクっとしますね。痛くないですか?」

現在、主流とされているオミクロン株「XBB.1.5」に対応した「一価ワクチン」の集団接種が広島市でも始まりました。前回の接種から3か月以上が経過していれば、生後6か月以上の誰でも受けることができますが、12歳未満の場合は個別接種のみです。

この会場では、1日に1320人の枠が用意されていますが、28日はほぼいっぱいだったということです。

事前に広島市のコールセンターかインターネット上での予約が必要です。

接種した人たち
「今までずっとやってきた。きょうで7回目」
「5類になってから、ほとんど感染情報が入ってこない。しかし病院に行くと、『気をつけてください。かなりコロナが増えている』と聞く。やらないよりはやったほうがいいかな」

湯崎知事は、5回目の接種に訪れました。県内の感染状況については、「比較的高いレベルで横ばいが続いている」としています。

広島県 湯崎英彦 知事
「人の往来が増え、感染が拡大する恐れもあります。高齢者・基礎疾患がある人の重症化を防ぐためにも接種を検討してほしい」

今年度までワクチン接種は全額公費負担でできるため、広島市は未使用の接種券がない人に接種券を順次、送付します。接種期間については全て来年3月末までとなっています。

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