米GDP確定値、2.1%増 4~6月期、修正なし

 【ワシントン共同】米商務省が28日発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)確定値は、年率換算で前期比2.1%増だった。8月に公表した改定値からの修正はなかった。個人消費は下方修正したが、設備投資などの上方修正で補った。

 プラス成長は4四半期連続。米連邦準備制度理事会(FRB)は物価上昇を抑えるために景気の足かせとなる利上げを昨年から進めてきたが、米経済の底堅さを示した。ただ、1~3月期が2.0%から2.2%に上方修正されたことで、伸び率は3四半期連続の縮小となった。

 個人消費は改定値の1.7%増から0.8%増へと下方修正した。

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