今年も新たなバージョンが発表された「フットボールマネージャー」シリーズ。世界各国のサッカーリーグや選手がデータとして再現されており、プロのスカウトも参考にするという。
『Planet Football』から、今回は2013年秋に発売されたフットボールマネージャー2014の「伸びなかった最強若手選手」をご紹介する。
ベルナル
所蔵したクラブ:シャフタール、エヴァートン、アル・シャルジャなど
現所属:パナシナイコス
国籍:ブラジル
164cmという小柄な体格ながらも非常に豊かな俊敏性とスピードを備え、巧みなドリブルとパスによって相手ディフェンスを恐怖に陥れた天才。
ゲームが発売された2013年末にはアトレチコ・ミネイロからシャフタール・ドネツクへと移籍したばかりだったが、メディアでは「南米最高クラスのヤングスター」と評価された。
ただ2018年にシャフタールとの契約満了で退団した後はエヴァートンであまり活躍できず、その後UAEのアル・シャルジャを経てギリシャへと移籍している。
アドナン・ヤヌザイ
所蔵したクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、ドルトムント、レアル・ソシエダなど
現所属:セビージャ
国籍:ベルギー
2013年の夏にマンチェスター・ユナイテッドのプレシーズンツアーに帯同し、香港ではゴールを決めるなど好プレーを見せたアタッカー。香川真司とのポジション争いでも存在感を示し、世界屈指の若手と評価された。
まだその頃は18歳であったがアレックス・ファーガソンにも「バランスが良くて加速力があり、非常に優れたテクニカルな選手」と評されていたが、ファン・ハール監督の下で出番を失ってしまった。
その後はドルトムントやレアル・ソシエダ、セビージャなどで一定の活躍は見せたものの、最初のインパクトが大きすぎたことで残念な部分は大きい。
ラヴェル・モリソン
所蔵したクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハム・ユナイテッド、ラツィオなど
現所属:DCユナイテッド
国籍:ジャマイカ
マンチェスター・ユナイテッドのアカデミーで育ち、すごい才能を持つ天才として評価されていたラヴェル・モリソン。2012年にトップチームでのプレーを求めてウェストハム・ユナイテッドへ移籍し、それからバーミンガム・シティへと貸し出された。
そして2013年夏にウェストハムへと復帰して活躍を見せたこともあり、その冬に発売されたフットボールマネージャーではかなり伸びる選手になっていた。
しかしながらその時から何度も脅迫や暴行で逮捕されるなどトラブルメイカーとなってしまい、ピッチ内でも一貫性が乏しい選手に。結局ほとんど成功を収められずに「才能を無駄にした」と評価されている。
フェデリコ・カルタビア
所蔵したクラブ:バレンシア、デポルティーボ、ブラガなど
現所属:アル・シャバブ
国籍:アルゼンチン
ロサリオ・セントラルから若くしてバレンシアへと移籍し、ユース年代で実績を作ったカルタビア。2013年のプレシーズンマッチでトップチームに昇格し、それからすぐにリーガでもデビューを果たした。
170cmと決して大柄ではないものの鋭いプレーができるウインガーとして活躍が期待されたものの、2013-14シーズンは結局25試合でノーゴールに終わり、それからはローン生活を送ることになった。
2019年にUAEのアル・シャバブへと移籍し、それからずっと中東でキャリアを重ねているものの、そこでもあまり目立った活躍ができていない。
ヘセ・ロドリゲス
所蔵したクラブ:レアル・マドリー、パリ・サンジェルマン、ラス・パルマスなど
現所属:コリチーバ
国籍:スペイン
ミュージシャンとしてはそこそこ成功してるヘセ・ロドリゲスであるが、サッカー選手としては尻すぼみの状況が続いている。
レアル・マドリーの下部組織で活躍したあとにトップチームへ引き上げられたが、このゲームが発売された数カ月後に前十字靭帯を断裂。さらにパリ・サンジェルマンへの移籍で成功できず、私生活でもトラブルが相次いだ。
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後に古巣でもあるラス・パルマスで復活の兆しを見せたものの、昨季から今季にかけてはトルコとイタリアで成功できず、この夏にブラジルへと渡った。