ナポリ、オシムヘンの怒り買ったSNS投稿に関して声明発表…選手求めた謝罪には至らず

[写真:Getty Images]

ナポリが、ナイジェリア代表FWビクター・オシムヘンの怒りを買ったSNSの投稿に関して公式声明を発表した。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が伝えている。
【動画】クラブが選手を嘲笑、アップする動画としては不適切…

昨シーズンのセリエA優勝に大きく貢献したオシムヘン。今シーズンもセリエA開幕からエースとしての存在感を示すが、先週末に行われたボローニャ戦では痛恨のPK失敗に加え、ルディ・ガルシア監督の交代要求に不満を示すジェスチャーをし、物議を醸した。

さらに、同試合後にはTikTokのクラブ公式アカウントがボローニャ戦のあるシーンで主審にPKを求め、それを外したオシムヘンの一部始終を嘲笑する動画をアップ。すぐに当該投稿は削除されたが、話題を呼んだ。

その後、オシムヘンの代理人であるロベルト・カレンダ氏が自身のSNSを通じてナポリに抗議。法的措置もちらつかせた。また、クラブの仕打ちに憤る同選手も、直近のウディネーゼ戦で宿泊先のホテルの前でチームメイトの呼びかけを無視する行動に出ており、関係悪化が指摘された。

そのウディネーゼ戦ではオシムヘンも1ゴールを挙げる4-1の快勝をみせ、雨降って地固まった感もあったが、今回のクラブ公式声明ではオシムヘンサイドが求めた公の場での謝罪には至らず。ややしこりを残す形での幕引きとなった。

「カルチョ・ナポリは、この問題の悪用を避けたいと考えていますが、このクラブの宝であるビクター・オシムヘンを決して怒らせたり嘲笑したりしたくなかったと指摘します」

「その証拠に、夏のトレーニング合宿中、クラブはストライカーの海外移籍に関するあらゆるオファーを断固として拒否しました」

「ソーシャルメディア、特にTikTokは、主人公オシムヘンの場合のように、侮辱や嘲笑の意図を持たずに、常に軽やかな心と創造性をもって表現形式の言語を使用してきました」

「いずれにせよ、ビクターが彼に対して何らかの攻撃を感じたとしても、それはクラブの意図したものではありませんでした」

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