「陸上」通じ遠野へにぎわいを 10月8日「ストリート陸上」初開催

 岩手県遠野市陸上競技協会(佐々木裕子会長)は10月8日、中心市街地にウレタン舗装のトラックを敷設して「ストリート陸上」を初開催する。トップアスリートを招き、子どもたちの夢や希望を育むほか、他の催しとの連携でにぎわいを創出する。同月には別のイベントも開き、「陸上」を通じた地域活性化を目指す。

 ストリート陸上は同市新町の市民センター前特設会場で開く。全長70メートルのウレタントラック3レーンを設置。年齢や性別を問わず、50メートル走を測定するタイムアタックを行う。

 ゲストは世界陸上代表経験のある男子110メートル障害の石川周平選手(富士通、花巻北高―筑波大)と、女子100メートル障害の田中佑美選手(富士通)。両選手はハードルを越え、小学生は走って対決する。義足アスリートのデモンストレーションや競技用車椅子の試乗体験もある。

 同協会事務局の馬場貴之さん(45)は「地域活性化につながるイベントだ。走る楽しさを多くの人に体験してほしい」と願う。問い合わせは同事務局(090.6226.3622)へ。

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