パスコ(富山県射水市)建て替え 24年夏休業、25年秋に再オープン

建て替えるショッピングセンター・パスコ=射水市中太閤山

 富山県射水市中太閤山(小杉)にあるショッピングセンター(SC)・パスコが、店舗を建て替えるため2024年7月に営業を終え、25年10月の再オープンを目指していることが28日分かった。築後46年が経過した施設の老朽化が理由。

 SCを運営する協同組合によると、食品スーパーのアルビスや小売・飲食店、薬局などの入る建物を取り壊して新築する方針で、新店の規模や名称は未定。28日にテナント事業者に説明し、再び入居するかどうかなどを検討するよう求めた。店舗そばにある金融機関やコンビニ店などは今回の建て替えの対象外となる。

 協同組合は事業継続のため、株式会社化してキーテナントのアルビスの傘下に入る方向で調整しており、取材に「地域に支持され、売り上げをある程度維持できていることから、店舗を続けることにした」と説明した。

 太閤山地区(太閤山、中太閤山、南太閤山)の住宅団地にあるパスコは、県内の郊外型SCの先駆けとして1977年11月にオープンした。2度の増床・改装を経て現在の売り場面積は約8000平方メートル。約30のテナントが営業している。

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